永山橋を見に行った5月28日、永山地区の棚田には水が引かれいっせいに代掻きが行われていました。畦は見事に刈り込まれ、石を一個ずつ積み重ねてつくられた先祖伝来の田は、水を得て生き返ったかのようでした。こんな手作りの田んぼの中で季節毎の農作業をしていると、この田を開き、連綿と守り続けてきた先祖の人たちと共に生きている気持ちになるのではないでしょうか。
棚田の代掻き。下の田んぼに緑に見えているのが苗代で、今はこれを田植機にセットして田植えをします。2000/05/28しろ‐かき【代掻】水田で水を入れた状態で土を砕きかきならす作業。水田の漏水を防ぎ、田植えをしやすくし、田の面を平らにする。《季・夏》Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban (Revised edition) ゥ Shogakukan 1988.国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988.2000/05/28
山をバックにあぜの手入れをするひと。あぜの草は見事に短く切りそろえられています。水の張られた田にも山影が映ります。2000/04/28
永山の集落。集落や菅原神社の真上の国道を、菊池渓谷や阿蘇へ向かう沢山の人々が通過して行きます。
右写真、棚田の石垣。ひとつずつ石を運び、積み重ねて田を開いた昔の人たちの想いを考えると感慨深いものがあります。。2000/05/28