鳳儀山聖護寺@−神仏D−

2000/04/29

 近年完成した菊池市龍門ダムに伴って整備された国道133号線(菊池鯛生線)を穴川方面に上り、いくつかのトンネルを抜けると、迫間川の支流、鳳来川をまたぐ大橋の手前に、鳳来部落への案内板があります。案内にそって右折し、九十九折りを下りたところが鳳来部落。三叉路を右折して直後に左折して山道にはいると、それが標高七百メートルにある鳳儀山聖護寺へ続く道です(約1.3km)。
 聖護寺は道元禅師の六代の嫡嗣、大智禅師が延元元年(1338)に菊池武重公より寄進せられて二十年山居されたお寺です。その後六百年もの間、跡形もなく隠滅していた聖護寺を、現在のように復興されたのは、中興開山、村上素道老師であり、その法灯を継がれた鈴木素田老師です。
 さらに楢崎一光老師がその偉功を継承され、道元禅師の座禅を求めて世界から安居を希望する人々のための国際禅道場を完成されました。現在は、楢崎通元住職のもとに四国新居浜市の瑞応寺の別堂として、多国籍の方々が弁道に励んでおられます。お茶、石楠花、蘭が自生する、菊池市でも特に貴重な聖地のひとつです。


山笑ふ

山桜 新緑
 聖護寺から見える自然林でおおわれた山(鳳儀山)。珍しく平成12年の4/16と一週間後の4/23に続けて登りました。この一週間で山の色は驚くほど大きく変化をしていました。一緒に驚いてくれたひとはぜひこちらも見てください(重いです・・・^^;)2000/04/16、23

西方浄土と蓮華

西方浄土 蓮華
 聖護寺より西方を望む。天気が良ければ雲仙が見えます。大智禅師には西方浄土が見えていたのかもしれません。右は蓮華畑。最近はあまり見かけなくなりました。2000/04/16

→鳳儀山聖護寺A

→大智禅師の十二時法語

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