昭和三十年代前半、第二館の校舎の東端(裏にカエルがたくさん生息する池があった)が理科資料室になっていて、そこに石の矢じりが陳列されたのを見た記憶があります。「川上」という名前もそのときに聞いた様な気がします。
(注:写真撮影については川上さんのご家族と、資料館のご了解をいただきました。写真と記事の無断転載を禁じます。)
「東西南北を守護する聖獣、青竜、白虎、朱雀、玄武が描かれ、朱雀の上には「曹」のスタンプが残っています。時代は不明ですが、中国の宋代に作られたものと考えられています。」と解説してあります。銅鏡や古墳内部などにも、青竜、白虎、朱雀、玄武の四方の守護神はよく描かれます。ちなみに、守られるべき中央は「黄帝」。相撲の土俵の四色の房もこれによるものと聞いています。中国の陰陽五行思想に基づくもので、今はやりの陰陽師の世界もこれかな。02/02/10
「今から約2000年前の弥生時代に使われた土器です。縄文土器と違ってあまり文様は入っておらず、オレンジ色をしています。食べ物を煮炊きしたり、貯蔵するのに使われたと考えられます(解説)。」02/02/10
馬の形をした土製品と、石の矢じり。土をこねたり、こんな鏃で鳥や獣を獲ったりの古代人の生活は、なんだかわくわくする。でも、寒さや飢えに耐えていたんだろうなあ。02/02/10目次へ戻る What's Newへ 表紙へ 風の掲示板へせき‐ぞく【石鏃】石器時代に主として狩猟に用いた石の鏃(やじり)。木や竹などの柄に着装して矢としたもの。石器のうちでは、もっとも使用度が高い。
国語大辞典(新装版)ゥ小学館 1988.